医師の地域偏在を解消するため、これまで医学部定員には地域枠・地元出身者枠が設定されてきましたが、全体的な偏在は解消されておらず、また同一県内でも偏在があることから、2025(令和7)年度の医学部入学定員から、医師多数県の臨時定員地域枠を2割削減し、その削減分を医師少数県に振り分ける方針が「医師養成課程を通じた医師の偏在対策などに関する検討会」で示されています。これまでの偏在対策と具体的な配分等についてみていきます。
医師偏在対策パッケージについて
慶應義塾大学名誉教授 印南 一路 氏
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