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WAM助成(社会福祉振興助成事業)

令和3年度WAM助成シンポジウム 開催案内

令和3年度WAM助成シンポジウム動画を配信中です。テーマは、NPOと行政との協働の現在地、地域共生社会の実現に向けて、です。地域共生社会の実現に向けた取り組みを行っている方、地域共生社会に関する行政の施策を担当されている方、NPOの活動に興味のある方におすすめの内容です。

シンポジウム動画公開中!

登壇者資料は「令和3年度WAM助成シンポジウム説明資料」を参照してください。

アンケートのご協力もお願いします。

シンポジウムに関する記事は月刊誌WAM12月号いきいきチャレンジPDFダウンロード(2MB)から

開催趣旨

 人口減少が進行する日本では、家族や地域のつながりの希薄化により、支え合いが失われつつあります。また、福祉ニーズの多様化・複雑化が進むなか、「制度の狭間」が問題となっています。

 その対応として、「地域共生社会の実現」を目指す新たな施策も動き出し、NPOや行政をはじめとした多様な主体の参画による地域の支え合いの体制づくりが一層注目を集めています。

 そこで本シンポジウムでは、地域共生社会の実現に向けた政策の最新動向やWAM助成の優良事例紹介を行い、"NPOと行政との協働を通して、いかに制度の狭間を生まない支援体制を構築しうるのか"、事例のプロセスを紐解きながら、そのヒントを探ります。

開催方法

オンライン開催

  • YouTube(定員無制限:視聴のみ)

プログラム (全2:31:49)

開会・主催者挨拶(~10:15)

 

基調講演(10:15~35:55) 『地域共生社会の実現に向けた取り組みの最新動向』

 

<登壇者>※登壇者プロフィールは、シンポジウム開催当時(令和3年9月27日)のものです。

 

唐木 啓介(からき けいすけ)氏

 
厚生労働省 社会・援護局地域福祉課

 

地域共生社会推進室長

 

[プロフィール]

 2001年4月に厚生労働省に入省。老健局にて介護予防サービスの創設、社会保障担当参事官室にて税・社会保障一体改革、保険局にて高齢者医療保険制度の施行、医政局にて医療提供体制の改革などを担当。また内閣官房、内閣府、在タイ日本大使館に出向を経験。2020年8月より現職。

 

唐木さんの顔写真

 

パネルディスカッション(35:55~1:58:54)


   視点の提示:鏑木奈津子氏 

『地域共生社会の実現に向けた地域の取り組みの成果報告にあたって
-地域共生社会の実現に向けたNPO・行政それぞれの立場-』

 

   活動成果報告1:一般社団法人ひとり親家庭福祉会ながさき(長崎市)

『フードバンクシステムによる、ひとり親家庭生活困窮世帯への
「宅(食)所」「健康」「相談」総合支援事業の取組み』

 

 

   活動成果報告2:特定非営利活動法人なごみ(西宮市)

『支援対象者を特定しない、住民運営型の生活支援「まちのよろず屋」事業の取組み』

 

 

 

<ファシリテーター>

 

 鏑木 奈津子(かぶらき なつこ)氏 

 

上智大学 総合人間科学部社会福祉学科 准教授

 

 

[プロフィール]

 上智大学文学部社会福祉学科卒業後、病院に医療ソーシャルワーカーとして勤務。その後、上智大学大学院に進学し、2015年度に博士号(社会福祉学)を取得。その間、日本学術振興会特別研究員のほか、上智大学にて教鞭をとる。2014年度から2020年度まで厚生労働省社会・援護局にて自立支援企画調整官、包括的支援体制整備推進官等を歴任。2021年度より現職。

 

鏑木 奈津子さんの顔写真

<活動成果報告団体1>

 

一般社団法人ひとり親家庭福祉会ながさき 

 

事務局長 山本 倫子(やまもと りんこ)氏

 

 

[団体・事業紹介]

 1950年に戦争未亡人を支援する団体として発足した後、ひとり親家庭や生活困窮世帯への総合支援を長年にわたって行ってきました。その中で「居場所」の必要性を感じ、2016年に食と学びと相談を軸とした「こども食堂」の運営を開始しました。

 

 WAM助成では、居場所へ来られず、相談しづらい家庭に対し、会員専用の居場所で県内の支援団体や専門家が協力して食品提供と総合的な家庭相談を行う「つなぐBANK」を展開しました。事業構想段階から事業の必要性やビジョンを、企業や行政を含む多数の連携先と共有しつづけた結果、「つなぐBANK」のシステムが長崎県の子どもの貧困総合事業となりました。 

 

[プロフィール]

 全国規模の販売会社に勤務して500名以上の社員の教育・育成に携わった後、長崎県社会福祉協議会に入局し、地域福祉の推進等に携わる。2011年にひとり親家庭福祉会ながさきに入局すると同時にNPO法人Fineネットワークながさきを設立し、県民ボランティア活動支援センターの指定管理運営を行う。2020年5月には一般社団法人未来基金ながさきを設立し、長崎県内の課題解決の一翼を担っている。現在、ひとり親家庭問題や貧困問題、居場所づくり等に関する講演・講義を全国で年間50件ほど行っている。

 

[団体ホームページ]

https://www.nagasakishi-boshikai.jp/

 

 

山本さん顔写真

<活動成果報告団体2>

 

 特定非営利活動法人なごみ 

 

事務局長 田村 幸大(たむら ゆきひろ) 氏

 

[団体・事業紹介]

 2014年に任意団体からNPO法人となり、共生型地域交流拠点事業や不登校支援事業などに取り組んできました。また、地域の関係機関で構成する「鳴尾東地域の生活支援を考える会議」を発足し、地域課題を解決するための継続的な調査や検討を行っています。

 

  WAM助成では、住民が運営する有償の生活支援(支え合い活動)の仕組みを構築するために、市や社会福祉協議会などの関係機関と協働して「まちのよろず屋」を立ち上げました。支援対象者を限定しないこと、活動への参加のハードルを低くするための様々な工夫を行うことで、住民のニーズを発見するとともに、地域活動の新たな担い手を発掘しつづけられる支援体制を構築しました。

 

[プロフィール]

 大学卒業後、NPO法人くろーばーを設立し、兵庫県西宮市において子どもの社会教育の普及・推進に取り組む。2014年7月より同市鳴尾東地域に移住し、住民とともにNPO法人なごみを設立。共生型地域交流拠点「まちcaféなごみ」を中心とした共生のまちづくりを住民主体で実践。行政・社協・大学・専門職と連携し、既存の地縁組織の活性と若い世代の巻き込みを実践しながら、「地域のがっこう」の設立、全世代・住民運営型の生活支援、不登校支援などの事業に取り組み、地域づくりにチャレンジしている。

 

[団体ホームページ]

https://narunago.wixsite.com/machicafe

 

田村さん顔写真

 

質問対応/まとめ(1:58:54~2:31:49)
質問対応、地域共生社会に向けた取組みのそれぞれの視点
≪進行≫鏑木 奈津子 氏
≪パネリスト≫唐木 啓介 氏・山本 倫子 氏・田村 幸大 氏

 

 

閉会(2:31:49)

対象者

どなたでもご参加いただけます。
NPO等の民間福祉活動に携わる方、地域共生社会の実現に興味・関心のある方、NPOの活動に興味・関心のある方、行政担当者に特におすすめの内容です。

チラシ

令和3年度WAM助成シンポジウムのチラシ画像

WAM助成シンポジウムチラシ(PDF:993KB)

 

シンポジウムに関するお問い合わせ

独立行政法人福祉医療機構(WAM)NPOリソースセンター NPO振興課
TEL 03-3438-9942 FAX 03-3438-0218

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