「被災地における民間福祉活動を考える」
-NPOなどによる中・長期的な支援の役割とあり方-
東日本大震災発生から1年半以上経て、被災地の様子や被災者のおかれている状況、ニーズなども、発災直後からは大きく変化しましたが、現在も雇用や元々住んでいた土地での住まいの確保などの基本的な生活再建の目途が立たない方も多いまま、劇的な進展の少ない、いわゆる「おどり場」の状態に入っているといわれています。また、こうした状況は特に高齢者や障害者、子どもなどの社会的弱者に、より深刻な影響を与えています。
そうした中、発災直後よりNPOやボランティアによる活動が現地の支援に大きな役割を果たし、国民の関心が高まる一方、今後より多様性や個別性の高い支援が必要とされていく中、民間の手による柔軟で温かみのあるこうした活動が、さらに効果的な支援となるよう求められる段階へと移行しています。
本シンポジウムでは、復興庁の田村太郎氏による基調講演をはじめ、被災地で活動するNPO(WAM助成先団体)の活動報告、さらには、被災地支援に関わる各界の皆さまによるパネルディスカッションを通じて、今後の中・長期的な被災地支援のあり方などについて議論しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
※田村太郎さんによる基調講演の当日スライド資料はこちらです⇒ | ![]() |