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WAM助成(社会福祉振興助成事業)

助成先訪問レポート

WAMの助成先の中から、実際に訪問してお話をお伺いした民間福祉活動を紹介しています!

 

孤立する若者の活性化と就労支援

~社会福祉法人向陵会~

 龍谷大学と社会福祉法人向陵会が運営するカフェをプラットフォームに、結成した学生団体「チーム・ノーマライゼーション」のメンバーが中心となり、障害者とひきこもりの若者が座学や実践研修でともに学びながら、自立や就労への意欲を高めることを支援する事業を行なった京都府向日市の社会福祉法人向陵会の取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 「共生」を理念に障害者の自分らしい生活を支える
  • 障害者と孤立する若者の自立支援に取り組む
  • 卒業生が起業し研修生を受け入れる
  • 企業訪問・アンケートに障害者雇用の調査を実施
  • 平成29年4月から京都市の就労支援事業に

地域共生社会の実現に向け、ひとり親や生活困窮者を支援

~認定NPO法人ハーモニーネット未来~

 ひとり親や生活困窮者等が自分らしく生活し、安心して子育てできる環境づくりを目的に、行政や支援団体と連携し、シェアハウスの開設や居場所づくり、子どもの貧困・DV被害者の講座などの支援活動を実施することで、互いに支えあう地域共生社会の実現を目指す事業を行なった岡山県笠岡市の認定NPO法人ハーモニーネット未来の取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 安心して生活できる地域社会の実現を目指す
  • ひとり親や生活困窮者の支援に取り組む
  • 多様な居場所支援を広域的に提供
  • 子ども食堂を「食を通じた共生型の居場所」に
  • DV被害の支援者を対象とした養成講座を開催

地域の支援団体と協働し、生活課題を抱える団地住民を支援

~特定非営利活動法人中信多文化共生ネットワーク~

 外国人や独居高齢者、障害者、生活困窮者などの要支援者が多く居住する県営団地の住民を対象に、地域の支援機関と協働しながら、相談会や全戸訪問を実施し、潜在的ニーズを発掘し、適切に支援団体につなぐとともに、継続的にフォローアップする事業を行なった長野県松本市の特定非営利活動法人中信多文化共生ネットワークの取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 全で豊かな共生社会の実現を目指して
  • 要支援者を支援につなぐ環境づくりに取り組む
  • 全戸訪問を実施し潜在的ニーズの早期発見につなげる
  • 要支援者に対し継続的なフォローアップを提供
  • 地域の支援機関の情報を掲載した社会資源リストを作成

市民が主体となった共助による地域支援を推進

~特定非営利活動法人Lかごしま~

 地域を支える多様な主体が連携・協力し、さまざまな地域課題を解決することを目的に「ひまわりハウス」を拠点とし、高齢者支援活動や異世代間交流活動を展開しながら地域支援を推進する事業を行なった鹿児島県姶良市の特定非営利活動法人Lかごしまの取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 「ひまわりハウス」を開設し、地域の活性化・課題解決に取り組む
  • WAM助成を活用し、活動の充実と支援拠点を拡大
  • 高齢者支援活動として「ひまわりごはん」を実施
  • 子育て世代や高齢者が交流を図るさまざまなイベントを開催
  • 新たに5カ所の「ひまわりハウス」を開設
  • 姶良市の「総合事業」の受託につながる

児童養護施設等退所児童アフターケア

~一般社団法人ヤング・アシスト~

 社会経験が乏しく身近に頼れる人がいない児童養護施設等を退所した子どもたちが、当事者の力だけで生活していくことに大きな困難が生じている現状に対し、当事者の状況を理解したスタッフを配置したサロンを運営し、相談できる居場所をつくるとともに、自立した生活に導くために多方面からサポートする事業を行なった群馬県前橋市の一般社団法人ヤング・アシストの取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 施設を退所した子どものアフターケアに取り組む
  • WAM助成を活用し、サロン活動を通じた支援を強化
  • 関係団体と連携し、就労支援に取り組む
  • 「出張サポート」で利用者の自宅訪問や同行支援を実施
  • シンポジウムや研修会を開催し、現状や必要な支援を周知

農業体験を通して、食と職の生活の自立へ

~特定非営利活動法人YCスタジオ~

 さまざまな困難を抱え、孤立して生きていくことに不安を感じている若者に対し、農業体験を通して、心身のリフレッシュや食生活の改善を図るとともに、栽培した作物を販売する「こだわり市」や、中間的就労として弁当や惣菜の製造販売を実施することで就労への意欲を高めることを目指す事業を行なった島根県松江市の特定非営利活動法人YCスタジオの取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • さまざまな困難を抱える若者の居場所支援に取り組む
  • WAM助成を活用し、農業体験を通じた自立支援を実施
  • 就労に向けた体験の場として「こだわり市」を開催
  • 中間的就労として弁当・惣菜の製造販売を実施
  • 企業等との関係性を深め、利用者の雇用につなげる

子どもの貧困問題の解決に向け支援団体間のネットワークを構築

~特定非営利活動法人キッズドア~

 子どもの貧困問題を解決することを目的に、支援団体同士のネットワークを構築し、子どもの貧困問題の現状や課題、必要な支援などを広く周知するイベントを開催するとともに、被災地にある支援団体の認知度向上や政策提言など発信力を強化する事業を行なった東京都中央区の特定非営利活動法人キッズドアの取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 貧困家庭の子どもの教育支援事業に先進的に取り組む
  • WAM助成を活用し、支援団体のネットワークを強化
  • 貧困問題の現状や課題を周知するシンポジウムを開催
  • 被災地の支援団体の認知度向上のためのイベントを開催
  • 助成事業がきっかけで2つの組織が立ち上がる
  • ネットワークを構築したことで発信力が強化

インフォーマルな助け合いの輪を広げて障害者を地域のネットワークで救う

~特定非営利活動法人PandA - J~

 知的障害者・高齢者等の孤立や触法を防ぐことを目的に、全国8 カ所で福祉関係者や弁護士、特別支援学校の教員などを対象としたトラブルシューターの養成講座を開催するとともに、各地域で支援ネットワークを構築し、トラブルを起こした障害者を地域のなかで包括的に支援する事業を行なった東京都千代田区の特定非営利活動法人PandA - Jの取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 障害者の権利擁護活動を目的に団体を設立
  • WAM助成を活用し、広域的にトラブルシューターを養成
  • 各地域で支援ネットワークを構築
  • 性犯罪の予防・再犯防止に向けた研修会を開催
  • トラブルシューターネットワークの連携体制を強化
  • 障害者にとどまらず、「支援者を支援する体制」を構築

被災地での障害者の孤立を防ぎ地域生活を創造

~特定非営利活動法人ポラリス~

 被災地においては、行政の支援は主に被災者や高齢者に充てられ、障害者への対応は後手に回っている現状があることから、ひきこもりがちな障害者の孤立を防ぐことを目的に、障害者が地域住民と交流できる居場所や社会参加の機会をつくるとともに、心のケアを実施する事業を行なった宮城県亘理郡山元町の特定非営利活動法人ポラリスの取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 復興が進むなか障害者の社会資源不足が課題
  • 就労継続支援B型事業所や心のケア事業などを運営
  • 障害者の居場所・社会参加の場づくりに取り組む
  • 地域貢献につながるボランティア活動を実施
  • 調理実習を通して障害者の食育や生活スキルの向上を図る
  • 気軽に相談できる場として「まちなか心の保健室」を設置築

生活支援ボランティアを養成し、地域の助け合い活動推進事業を実施

~大分県ボランティア連絡協議会~

 高齢者や生活困窮者など支援を必要とする人が住み慣れた地域で自分らしく生活できることを目的に、県内広域で生活支援ボランティアを養成するとともに、高齢者の交流拠点を開設し、地域の支えあい活動を推進する事業を行なった大分県大分市の大分県ボランティア連絡協議会の取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 生活支援の担い手となる人材の確保・育成が課題
  • WAM助成を活用し、地域の助け合いの仕組みづくりに取り組む
  • 生活支援ボランティア講座を開催し支援の担い手を養成
  • 県内の6地域19カ所で交流拠点を開設
  • 「相談・コーディネート会」を開き活動をフォローアップ
  • 新たに4市町で活動が始まり、事業が県内広域に普及

地域に根ざしたフードバンク活動で生活困窮者に食料支援

~特定非営利活動法人フードバンク岩手~

 貧困や社会的孤立による生活困窮者が増加するなか、構成する支援団体のそれぞれの専門性を活かしながら、生活困窮者にフードバンク活動を通じた食料支援を行うとともに、被災した生活困窮者やひきこもり状態にある若者、障害者などに農作業に参加してもらい、食料提供する野菜の生産や社会参加の場をつくる事業を行なった岩手県盛岡市の特定非営利活動法人フードバンク岩手の取り組みをご紹介します。

〔内容紹介〕

  • 平成27年1月に岩手県初のフードバンク団体として設立
  • 生活困窮者の食料支援と社会参加の場づくりに取り組む
  • フードドライブを実施し市民を巻き込んだ活動に
  • 相談者が支援機関に相談しやすい仕組みを構築
  • 農作業を通じて当事者の自己有用感の向上につなげる
  • 支援に必要な知識・技能を習得する学習会を開催


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